社員紹介

PAS Universityが描く未来。社員全員が講師になり、最適な学びに出会う

福井 裕隆

人事
2004年新卒入社

新卒入社事務系人事

パナソニックオートモーティブシステムズは、社員一人ひとりの成長と自律的なキャリア形成を支援するため、さまざまな人事制度や研修プログラムを整えています。
加えて、各部門でも担当事業や専門性に沿った独自のキャリア支援を行っています。

今回は、2004年新卒入社 福井裕隆さんへインタビューしました。2024年10月に設立された企業内大学「PAS University」。「自ら学び教えあう」をコンセプトに外部の講師だけでなく、社員が講師となってさまざまな講座を開講しています。ソフトウエアのスペシャリストとしてこの取り組みに参画した福井が、設立までのあゆみや本学の特色を語ります。

企業内大学の立ち上げに挑む。現場の声を活かした実務に必要な研修づくり

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──PAS University(※1)の概要について教えてください。

PAS Universityは、2024年10月に設立された企業内大学です。「自ら学び教えあう」をコンセプトとしており、社員一人ひとりが積極的に学び、教えあい、挑戦し続けることで変革期の最中にある当社が持続的に成長できる「学びの土壌」を作りたいという思いから設立されました。

現在PAS Universityでは学部制を導入し、各学部に一般課程と専門課程を設けています。一般課程では初学者に必要な基礎的なカリキュラムを用意し、専門課程ではその道のスペシャリストを育成するためのカリキュラムを展開。

当社には手上げ式の異動制度「Career PASport(キャリアパスポート)」があるため、「新しい分野に挑戦してみたい」というひとは一般課程から学び始めることで、その分野の基礎を固めて異動することができますし、「今いる分野でスペシャリストをめざしたい」というひとは専門課程で学ぶことで知識を深められます。

PAS Universityの特徴はわれわれが専門とするモビリティ業界に関する知見やノウハウを中心に学べることです。「自ら学び教えあう」のコンセプトにもあるように、外部講師だけでなく社員を講師とした講座も開講しており、これまで培ってきたノウハウを後輩に伝承しています。

──その中で福井さんの役割や業務で心がけていることを教えてください。

私自身は、これまでのソフトウエア開発の経験を活かして研修設計に携わり、とくに新入社員向けの研修改善に取り組んでいます。PASでは新入社員向けにこれまでも手厚い研修を行っていましたが、現場の声を取り入れながら、モビリティ業界の知識や自動車部品の品質基準についてなどのより実務で必要な内容へとブラッシュアップしているところです。

また研修を作る側の人間としてとくに意識していることは、学びを押し付けないことです。当社の社員の多くがすでに自己研鑽に励んでいるので、まるで今何も学んでいないかのように「学べ」と研修を押し付けることがないよう、心がけています。また、研修の場を発信する側として、私自身も講座に空席があれば受講したり、資格を取得したりと、学ぶ姿勢を忘れないようにしています。

※1:Panasonic Automotive Systems Universityを略し、PAS Universityと呼称

パナソニックグループ独立を機に──モビリティ業界に特化した「学びの場」を作る

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──PAS Universityを立ち上げることになった経緯を教えてください。

当社は2024年12月までパナソニックグループの一員で(※2)、グループで行われている数多くの研修にもこれまで通り参加可能です。一方で、モビリティ業界に特化した講座を自社で用意し、社員の持続的な学びと成長を実現する必要があり、企業内大学の設立が検討されました。

具体的には2024年の4月に準備室を立ち上げ、そこに私も参画しました。準備室のメンバーは人事部の担当者と技術者の10人弱で、10月の開校に向けて急ピッチで準備をしてきました。初めは、「どういうことができたら社内教育が行き届いたと言えるのか」をメンバーで話しあい、他社の先行事例なども探った上で「自ら学び教えあう」などのコンセプトも策定しました。

──設立に至るまででとくに大変だったことや印象深かったことはなんでしょうか。

準備室メンバーの全員が教育や育成に強い思いを持っていたのですが、企業内大学については知識がなかったので、これから何をしていけばいいのか手探りの状態からスタートしたことが大変でした。とくに私の場合はシステム面を担当していたので、世の中にどのようなシステムがあるのか、どんなシステムを使ったらより効率よく学べる環境を作れるかというところが課題になりました。

印象深かったことは、PAS University設立にあたって、もともと社内にあった研修や勉強会を一挙に集めてみたところ、外部講義も含めて600件ほどの情報が集まったんです。「当社にはもともとこんなに学びの環境があったんだな」と感動しました。それを整理して、より多くの社員が受講できるように広げていくのも私たちの役割でした。

──2024年10月の開校当初の印象はいかがですか?

それまでは水面下で話が進んでいた印象でしたが、2024年10月に社長が運営方針を全体に向けて発信したことで、これまでやってきたことが社内に広まり、1つの達成感を得ました。「これからようやく始まるんだ」とワクワクした気持ちになりましたね。

また社内全体に「こういった取り組みが始まる」と周知されたことで、周囲からの協力も得やすくなり、プロジェクトが加速した実感があります。

※2 パナソニック オートモーティブシステムズは2024年12月に米国の投資ファンドであるApollo Global Managementと戦略的パートナーシップを締結し独立

開校後に見えた社員の本気。積極的に声を上げる講師陣が体現する自律的な学び

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──開校後の体制について教えてください。

これまで人事部の担当者と技術者のみで構成されていましたが、調達・品質や営業部門のメンバーも加わり、さらに個性豊かになりました。いろいろな機能を担当されていたメンバーが集まっているので、カルチャーや業務の進め方の違いに戸惑うこともありますが、一致団結して取り組めていると感じます。このようにさまざまなプロフェッショナルが集まったことで学部もさらに増え、将来的には20学部程度まで広がる予定です。

授業の形式はオンラインからオフラインまでさまざまです。オンライン授業では1,000人以上が参加するような大規模なものから、録画して後からオンデマンドで見られるようなものまでさまざまあります。オフラインでは実際に受講者が集まってワークショップのように手を動かす機会もあり、社員が自分の業務の都合やレベルに合わせて受講したい講座を受けられるようになっています。

──導入直後の社内の反響はいかがでしたか。

さまざまな反響が寄せられました。とくにうれしかったのは、「私、この分野の講師やりますよ」と積極的に声を上げてくれる社員が複数いたことです。立ち上げ当初は「講師をやる側のメリットはあるのか?」とメンバー間で課題意識を持っていましたが、実際に開始してみると皆さん損得に関係なく自身の知識を提供してくれて、当社の「教えあう」力の強さを感じました。

それは私が力を入れている技術者向けの新入社員研修についても同じで、従来行っていたハードウエア・ソフトウエアの研修などに加え、業務プロセスや生成AIについての研修を企画し、それぞれのスペシャリストに講師を依頼したところ、快諾してくれました。準備を含め、苦労もあったと思いますが、誰1人断らず引き受けてくれたところに感動しましたね。

一方、初めはやはりPAS Universityに対して「何をする場所かわからない」「自分たちで教育しなくても、ここでやってくれるんだろう」などの声も上がりました。しかしPAS Universityはこれまで分散していた研修や勉強会を集約する場であることを伝え、これから学びのコミュニティを広げていきましょうというメッセージを伝えました。

実際、社員も1人で黙々と勉強を続けるのは難しいと思います。そこで、学習を持続できる環境づくりとして10数個のコミュニティを立ち上げ、誰もが気軽に参加できる環境を作っています。

社員全員が講師になる未来へ──「自ら学び教えあう」文化をさらに進化させる

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──現在のPAS Universityの課題について教えてください。

システム面でラーニングマネジメントシステム(LMS)、タレントマネジメントシステム、人事システムを統合した形にする必要があると考えています。社内外の学習コンテンツは豊富に提供できるようになりましたが、今度は「何から学ぶべきかわからない」という声が出ています。そこで各人のスキル、これまでのキャリア、やりたいこと(Will)に基づいておすすめの講座を提案する機能など、一人ひとりが自分に合った学びに自然にたどり着ける仕組みを作っていきたいです。また、今は日本向けに環境整備を進めているため、今後はグローバル展開も検討しています。

将来的には「自ら学び教えあう」文化をさらに進化させ、社員全員がなんらかの形で講師となり、学んだことを業務などに活かせるようにしていきたいですね。また、受講者のモチベーション向上のために自分が受けた講座記録からの認定制度や他の受講者の実績の配信などができたら、よりよいのではないかと思っています。

──まだ受講していない社員やこれから当社に入社する方へメッセージをお願いします。

PAS Universityは、現場で本当に役立つ知識やスキルを、実践を通じて身につけることを重視しています。失敗を恐れず、仲間と共に新しいことに挑戦し続ける──そんな人財が増えることで、当社の競争力も高まると信じています。

受講したことのない方には、まずご自身の興味がある講座を見てみてほしいと思います。役に立つかどうかを考える前に気軽に参加してほしいです。もちろん、学んだ結果を仕事に活かすのがゴールですが、学ぶ前から身構える必要はありません。興味のあることに一歩踏み出してみてほしいと考えます。

またこれから入社する方には、充実した研修制度があることを伝えたいです。新卒であれば技術者向けの研修は4月に始まり、長ければ8月の夏季休業まで長期的に行われます。ソフトウエアの経験がない方にもわかりやすい内容になっており、研修を受ければ業務ができるところまで成長できます。

さらに当社には「Career PASport(キャリアパスポート)」 という手上げ式の異動制度もありますので、入社当初の仕事と違う仕事がしてみたいと思った場合には、PAS Universityで学んでから新しい分野に挑戦することも可能です。ぜひさまざまな制度をうまく活用して、自分だけのキャリアパスを築いてください。

キャリア形成のカギを握る
成長支援プログラム

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キャリア形成のカギを握る成長支援プログラム

パナソニック オートモーティブシステムズのキャリア形成支援には、さまざまな形があります。人事がカリキュラムを整える研修プログラムや、個人が学習テーマを選択するオンライン研修、資格取得の支援、上司との1on1 Meetingやメンター制度などのコミュニケーションプログラム、Career PASport(社内公募異動制度)や社内副業、社外副業といった別フィールドでの飛躍。

パナソニック オートモーティブシステムズの成長支援制度はこちら

※記載内容は2025年10月時点のものです

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