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事例紹介インタビュー

変化を楽しみ、技術者と信頼関係を築く──クラウド基盤構築チームのリーダーが描く未来

澤井 駆

情報システム
2020年新卒入社

新卒入社技術系情報システム

パナソニックオートモーティブシステムズは、社員一人ひとりの成長と自律的なキャリア形成を支援するため、さまざまな人事制度や研修プログラムを整えています。加えて、各部門でも担当事業や専門性に沿った独自のキャリア支援を行っています。

今回は、2020年新卒入社 澤井駆さんへのインタビューしました。入社以降に得た価値観を自身の礎として、社内のクラウド基盤構築から利用推進までを率いている澤井 駆。「まずはやってみる」という姿勢で、ここ数年のうちに技術者との対話を繰り返しながら環境を新しく作り上げてきました。パナソニック オートモーティブシステムズ(以下、PAS)という環境の魅力や、現在の業務のやりがいを語ります。

社内でクラウド活用の実績を着実に積み上げた3年間。開発者のためになる存在とは

──クラウド基盤構築チームでの澤井さんの役割についてまずは教えてください。

私は現在、クラウド基盤構築のチームで実務リーダーとして働いています。元々このチームは、ある方がクラウドサービスを試験的に触り始めたことがきっかけで立ち上がったのですが、それがどんどん大きくなり、正式な業務となっていきました。

私自身は立ち上げから2、3ヶ月後に若手として加わったのですが、今ではほとんどの決断・判断的なことも含めてリーダーとして動いています。最初にチームを立ち上げたマネージャーの方は、今は見守ってくださっている状況です。

──澤井さんが所属しているクラウド基盤構築のチームの規模や特徴を教えてください。

私が所属しているクラウド基盤構築のチームは、今は3名で構成されています。ただ、これは課としてではなく、いろいろな課のメンバーが集まったバーチャル組織のような形でやっているんです。

メンバーは皆、私が所属している部内の中の人たちではありますが、あくまでもプロジェクトとして一緒にやっているような形ですね。

──社内でのクラウド活用推進の取り組みはどのように進めているのでしょうか?

ほんの数年前には会社としてクラウド環境活用実例がゼロだったところから立ち上げ、今では20プロジェクト、計150名以上の方々がクラウド上で開発を進めるようになりました。もともと会社としてクラウド活用が急務になっていたこともあり、立ち上げ当初からニーズがあったのは確かです。

今後の目標は、もっと多くの技術者の方が使ってくださることです。一緒にクラウド活用推進に携わる基盤構築チームのメンバーも増えてくれたら嬉しいですね。

──澤井さんが仕事をする上で大切にしている価値観やモットーについて教えてください。

私が大事にしているのは「まず、とりあえずやってみる」という精神です。準備や検討を長くしすぎると、価値を生まない時間になってしまうと思うんです。もちろん必要最低限の準備はしますが、それさえできたらすぐに手を動かし前に進めるべきだと考えています。トライアルアンドエラーを繰り返していくことが、物事を進める上では大事だと思っています。

ITの世界は変化が激しく、少しでも遅れを取らないためにはこの精神が必要不可欠。この3年間で特に意識するようになった価値観ですね。

大きな企業で働く魅力の一つは、社内でも常に多様な人々と交流できること

──学生時代、就職活動時はどのような業界や会社を志望していましたか?

就職活動時に会社を選ぶ上で重視していたのは、大手の企業であることと、自分が大学で学んだことを活かせる業界であることの2点でした。大手企業を志望した理由は、福利厚生に不安がなく、生活面で不自由がないようにという意識もありましたし、何よりも、社内にいながらにしてたくさんの人と交流できる環境ならば自分自身の引き出しを増やせるのではないか、と考えたからです。

もう一つの軸である大学時代までの学びを活かせる業界というのは、IT業界のこと。学生時代はプログラミングなどを用いていたため、システムエンジニアとして働けるのではないかと思い、この2つの軸で就職活動をしていました。

──なかでも、PASに入社した理由や魅力について教えてください。

パナソニックグループは本当にいろんな領域に携わっている会社だと思いました。パソコンや家電、テレビ、スタジアムの中央モニター、家、自動車部品など、他の会社と比べても多岐にわたる製品を手がけています。

そういった様々な分野に関われる可能性があり、社内だけでもいろんな人と出会えそうだと感じたのが魅力でしたね。就活中に受けた他の大手企業と比べても、パナソニックグループは社風が自分に合っていると感じましたし、拠点が首都圏にあるのも決め手の一つでした。

その中でもPASを選んだのは、モビリティというこれからさらに大きく発展していくであろう業界に魅力を感じたためです。しかも、パナソニックグループでモビリティ事業を行っているイメージが当時はあまりなく、どのような化学反応が生まれるのか興味がわき、その中で新しい価値を生み出すチャンスが自分にもあるかもしれないとワクワクしたため、入社を決めました。

──澤井さんは学生時代までを過ごした札幌から離れ、横浜で働くことになったのですね。

私は札幌出身で、大学まで25年間ずっと札幌で過ごしてきました。そんな中で、このまま一生を北海道で終えるのではなく、知らない場所でも働いてみたい、北海道以外の都心部で働いてみたいと考えるようになったんです。実際に就職で北海道から出たことで、違う価値観を持った人たちと交流することができていて、肌身でこれまでと異なる環境から学べることは想像以上に多かったです。

会話の機会を大切に。エンジニアの要求を満たす環境構築と向上をめざして

──入社してからクラウド関連の業務に携わるまでの経緯を教えてください。

入社後の1年目は、半年間の研修を受けた後、残りの半年はオンプレミスのサーバーメンテナンスなどの業務を先輩について担当していました。2021年頃からクラウドの話があり、将来性があり必要とされている新しい技術だと感じたので、ぜひやってみたいと手を挙げました。

──クラウドの担当として、主にAWS(Amazon Web Services)の環境構築をどのように進めたか、教えてください。

最初は、自分自身にクラウドについての知識がほとんどなかったので、勉強から始めました。お声がけいただいたマネジメント層の方がAWSの資格試験に熱心に取り組まれていて、資格取得をサポートする制度も整えてくださったので、モチベーション高く勉強できる環境が整っていましたね。

次のフェーズとしては、実際にAWSを触りながら、勉強した内容を深く理解していきました。そこから徐々に、会社としてどのようなクラウド環境を作っていくかを考え、技術者の方々と相談しながら環境構築を進めていきました。クラウドを使い始めたばかりの方やこれから使いたいという相談まで含めて、日々コミュニケーションを取りながら、クラウド基盤の構築と利用支援をしているような状況です。

──開発に関わるエンジニアのメンバーと円滑にコミュニケーションを取るために心がけていることはありますか?

チャットでのやり取りだけでなく、会話の機会を設けることを大切にしています。文字のみでは伝えきれないこともありますし、控えめなエンジニアの方だと相談しづらいこともあると思うんです。

そこで、できれば月に1回、30分ほどのプロジェクトを担当する技術者の方と会話の時間を設けるようにしています。「最近どうですか」「相談したいことありませんか」といった感じで、困りごとなどを引き出せる雰囲気作りを心がけつつ。こうした1on1の時間を持つことで、「実は……」という話をしてもらえて、そこで課題解決できることも多いです。

今となっては、この会話自体が日々の業務のメインと言っても過言ではないぐらい、大きな位置を占めるようになっています。

──これまでに業務を進めてきた中で、大変だったことや乗り越えたエピソードを教えてください。

会社に入って2年目の時点で、チームのほぼ実務リーダーのような立場になったことでしょうか。先輩はマネジメント側の方だけだったので、会議のファシリテーションや判断、物事の進め方など、かなりのことを任されるようになりました。最初は本当に不安しかなかったのですが、「大体のことはなんとかなる」と気づいてからは、その精神で乗り越えていきました。

例えば会議の中で自信を持って発言しないと、周りの人も不安になってしまいます。だからまずは自信を持って「こうしましょう」と言い切って、とにかく次の行動を起こす。そうしながら必要に応じて軌道修正していけば、周りのフォローや自分の頑張りでどうにかなるものだと。そもそも会社が傾くようなことは私のレベルでは任されていないので、躊躇するよりもどんどん前に進めることを大切にしてきました。

──「なんとかなる・とりあえずやってみる」という精神を大切にするようになったきっかけや影響を受けた社内のメンバーなどいるのでしょうか?

チームを立ち上げたマネージャーの方がまさにそういう精神を持っていました。実際にその方が「とりあえずやってみよう」の精神でやっていて、物事がうまく進んでいるのを目の当たりにしたので、こういう実践方法がいいなと実感したんです。その方は世の中に対するアンテナもとても高く、成果を出している人の動き方などもよく観察していて、いい方法はどんどん取り入れていました。

社内でも物事が進み始めれば「とりあえずやってみる」という方針はウェルカムで、どんどん広がっていく実感を、私も得ました。

──エンジニアの方々からの相談対応が日々の業務の中心になっているということですが、そこから得られるやりがいについて教えてください。

エンジニアの方から直接感謝の言葉をいただけることが多いので、それがやりがいにつながっていますね。最初から最後まで相談に乗ることができるので、やり切った感じがすごくあります。

また、時間が経つにつれ自然と頼られるようになってきて、会社の中でもクラウドのことは私に相談しようという流れができつつあります。そういった信頼関係が築けているのは、日々の会話を通してお互いの関係性を築いてこられたからだと思います。勉強や経験も必要ですが、コミュニケーションを重ねて信頼関係を作っていくことがとても大切だと感じています。

よりスムーズに開発を促進させることのできるクラウド環境の構築を目標に

──今後クラウドの利用をさらに促進していくために、どのような取り組みを考えていますか。また、クラウドのメリットをどのように訴求したいですか?

まだまだクラウドを知らない方が会社の中に多くいるので、クラウドの良さを知ってもらってどんどん使ってもらいたいと考えています。一部の方には既にかなり使っていただけているものの、まだ周知が足りていないので、もっと強化していきたいですね。

クラウドのメリットは「安い・早い・うまい」、まさになんだか牛丼のキャッチコピーのようですが(笑)。これまで実機の用意に半年かかってしまっていたところが、クラウドならば数クリックで終わります。必要なものを必要なだけ使えるので、コストも抑えられる。世の中の最新技術も簡単に使えるのがクラウドの魅力です。フィットしないケースもありますし、使いこなすには勉強も必要です。

でもまずはクラウドを知ってもらうこと、クラウドの良さを伝えることが大切だと考えています。知らないままではもったいないですから。

──クラウド利用を社内で広めるために実施している施策についても教えてください。

クラウドの利用を社内で広めるために、ハンズオンイベントや情報共有イベントを実施しています。ハンズオンイベントでは、社内で募集をかけて30〜40人ほどの参加者と一緒にAWSを実際に触りながら学ぶ勉強会を開催しています。実際に環境を構築してもらい、クラウドでできることを体験してもらいます。

また、年に1回、AWS関連の情報共有イベントも開催しています。第1回目は300人ほど、昨年は200人ほどの参加者が集まり、私たちがAWSを使うとどんなことができるのか、社内ですでにどのように活用されているのかを紹介しました。

このイベントがきっかけでクラウドやAWSを知り、自分たちも使ってみようという流れになることが多いので、手応えを感じているところです。こうしたイベントを通して、社内でのクラウド利用をさらに促進していきたいと考えています。

──今後、クラウドチームで一緒に働きたい人について教えてください。

私たちの会社も世の中全体も今、急速に変化しています。そうした変化に臆することなく、大きく変わっていくシステムやインフラ、クラウド環境づくりに一緒に取り組んでいける方と働きたいです。もちろん、コミュニケーション能力は大前提としてありますが、志としては変化を恐れず、むしろ楽しんでいけるような方が望ましいと考えています。

私自身、学生時代は今とは真逆のタイプで、変化などに消極的でした。でもクラウド活用を進めようと声をかけてくださったマネジメント層の方と出会い、一緒に仕事をする中で価値観が大きく変わりました。会社に入ってからチャレンジ精神が育まれ、今では変化を楽しめるようになっています。そうした経験から、変化を前向きに捉えられる方とぜひ一緒に働きたいと思っています。

──将来的にクラウド活用をどのように進めていきたいかなど、ビジョンがあれば教えてください。

長期的に見ると、海外を見据えたシステムやインフラを作っていくことも重要だと考えています。今は日本国内の活用に留まっていますが、当社には海外にも拠点がたくさんあります。

国の違いなどに関係なく、グローバルに物事を捉えていく必要があります。日本のシステムはこう、海外のシステムはこう、ということではなく、会社としてグローバルにシステムがこうですと言えるようになることを、いずれはめざしたいですね。

キャリア形成のカギを握る
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キャリア形成のカギを握る支援プログラム

パナソニック オートモーティブシステムズのキャリア形成支援には、さまざまな形があります。人事がカリキュラムを整える研修プログラムや、個人が学習テーマを選択するオンライン研修、資格取得の支援、上司との1on1 Meetingやメンター制度などのコミュニケーションプログラム、社内公募制度(eチャレンジ)や社内副業、社外副業といった別フィールドでの飛躍。

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※所属・内容はインタビュー当時のものです。

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