既存の商材や商流に捉われずに
新しいビジネスを生み出す
馮 少奇
モビリティサービス新規事業開発
キャリア入社
パナソニックオートモーティブシステムズは、社員一人ひとりの成長と自律的なキャリア形成を支援するため、さまざまな人事制度や研修プログラムを整えています。加えて、各部門でも担当事業や専門性に沿った独自のキャリア支援を行っています。
今回は新事業推進室について、チームの雰囲気や求める人物像、採用強化の背景や会社の魅力について【馮少奇さん】へお聞きしました!ぜひ最後までご覧ください。
新事業推進室とは?
CASEやMaaSといった大きな技術的・社会的変化を捉え、ハードウェア事業で培った資産とWebやデータサイエンスなどのソフトウェア技術やサービスを組み合わせ、新たなモビリティサービスをつくり出すことをミッションとしています。
上記のミッションのために新設された、パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社の直轄組織です。
サービス事業に必要なDevOps/アジャイル開発体制や品質保証体系整備などの組織能力構築も、新事業推進室の大きなミッションとなります。
仕事内容について
Q.現在のお仕事内容を教えてください
私は、テックリードとスクラムマスターの二つの役割を担っています。
まずテックリードとして、プロジェクトの技術的な方針や全体の方向性を決定し、開発チームをリードしています。具体的には、プロダクトオーナーと一緒に開発スケジュールを作成し、技術やフレームワークの選定、新しい機能の設計と実装、コードのレビュー、テスト戦略やリリース手順の策定、メンバーのサポートなどを行っています。
またスクラムマスターとして、チームがスクラムの原則とプラクティスに従って効果的に働けるようにサポートしています。具体的には、チームがプロジェクトにおいて直面する問題や障害の解消、各スクラムイベントのファシリテーション、進捗状況の可視化とステークホルダーへの共有、スクラムの理解と促進を実現することを目的とした勉強会の開催、チームをリードして継続的な改善を実施するために各プラクティスの実践、組織において各領域のリーダーと連携してアジャイル環境の構築なども担当しています。
転職について
Q.転職のきっかけや理由を教えてください
前職でもソフトウェア開発プロジェクトのテックリードとして従事しており、現在と同じような業務を行っていました。
前職では、専門領域ごとにチームが分かれており、コミュニケーションがあまり円滑に行えていませんでした。
その結果、情報共有不足を招き、APIインタフェースの不一致やバグが多発してしまったことがあります。
また、スクラム開発においてエンジニアは仕様検討に参加できず、その体制に違和感を持ちつつも、社内の体制を変えることは難しかったため、転職することを決意しました。
Q.入社の決め手は何ですか?
コミュニケーションを重視し、情報共有がスムーズに進む環境が整っていることと、仕様検討から開発まで、エンジニアが一体となって取り組める文化が非常に魅力的でした。このようなチームで働くことが将来的な達成感や成長に繋がると考え、入社を決断しました。
仕事の魅力について
Q.これまでで最も成功を実感したエピソードをお聞かせください
一番の成功体験は、スクラム導入プロセスです。開発メンバーがいない中、協力会社や他のチームを巻き込みながらこのプロジェクトを立ち上げ、スクラムの理念や開発手法を組織に浸透させていきました。
開発リソースやスキル不足というプレッシャーの中で、チームと協力しながら期限内にMVP機能開発を完了し、β版をリリースすることができたので、とても印象に残っています。
Q.これまでで最も苦労をしたお仕事のエピソードをお聞かせください
スクラム開発において、新しいプロセスやツールの導入申請と、社内の品質チェックルールとスクラムの柔軟性を両立させることが最も大変でした。実際に、申請が遅れて開発スケジュールに影響が出てしまったこともあったので、適切な調整や交渉を行い、プロジェクトスケジュールに影響を与えないように努めました。
また、社内の品質チェックルール(脆弱性診断)をクリアした上で、スクラムの柔軟性を保つガイドラインを策定することが非常に困難でしたが、関係者との議論やフィードバックを通じて、バランスを取りながら適切な解決策を模索しました。
他にも、スクラムの理念やアジャイル開発手法に対する理解が低い中で、組織全体にその理念を浸透させることは難しく、定期的なワークショップやコミュニケーションを通じて理解促進に尽力しました。
組織の魅力について
Q.新事業推進室の魅力を教えてください
新事業推進室は、リモートワークも取り入れているため、とても働きやすい環境だと思います。但し、入社3か月目までは、チームビルディングの観点から少し出社回数を多めに設定しています。この期間にメンバーとのコミュニケーションや関係性の構築を行っていただくことで、リモートワークでも安心して働いていただけると考えています。
チームのあり方としては、上司の言う通りに動く組織ではなく、メンバーそれぞれが自分の意見を持ち、全員で考えて全員で決定するというプロセスを大切にしています。メンバーから提案された新しい技術やツールも積極的に導入し、一人一人が当事者意識を持って働ける環境です。
また、既存の商材や商流に捉われず、新しいビジネスを生み出すチャンスがあることも、新事業推進室の魅力です。
会社からは、必要に応じて様々なサポートを受けることができるので、安心して働くことができます。
また、社員の学びを応援してくれる環境があることも魅力です。多種多様な研修が用意されているので、社員のスキルアップに繋がり、モチベーション高く働ける環境があります。
Q.どのような方が新事業推進室にマッチすると思いますか?また、求めるスキルがあれば教えてください
SREやフロントエンド、バックエンドなど様々なポジションがありますが、専門領域において自走できるスキルを持ち、主担当として開発推進できる方を求めています。また、自身の専門領域に限らず、複数の分野に精通し、複数の開発工程を一人で担えるフルスタックエンジニアに入社していただきたいと思っています。
性格面においては、能動的に考え、周囲をリードしながら進んでいける方が向いていると思います。
また、「車が好きだ」「Web開発が好きだ」など、革新的なアイディアを形にしていくことを楽しみにしている方にぜひ来てほしいです!
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