パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社 Panasonic AUTOMOTIVE

 

Panasonic AUTOMOTIVE

 
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社

子どもたちのより良い未来のために

宮道さん

車室空間ソリューション室

大学卒業後、一貫して組み込み系ソフトウェア開発の分野に携わってきた宮道さんは、2016年に中途入社。カーナビゲーションの開発部門を経て2021年に異動し、現在は10~20年後の事業アイデアや新しい価値の創出をミッションとする組織に所属しています。会社の、そして社会の未来を創っていく上で重要なのは、多様な視点。宮道さんはこれまでのキャリアと持ち前のコミュニケーション能力を発揮しながら、さまざまな背景を持つ人たちとワンチームで、まだ見ぬ未来へのチャレンジを続けています。

自分の役割を踏まえチームとして成果を生み出すことに注力

—— パナソニック オートモーティブシステムズ㈱への転職のきっかけは何でしたか?

前職は1000人規模の会社だったのですが、管理職としての役割を求められるようになり、ソフトウェア開発だけでなく営業分野も兼任したりする中で、自分の将来がわからなくなってきたのが理由です。転職時点でこれがやりたいという明確な希望はなく、もともと車が好きだったことと、自分の関わった仕事が形になって目に見える分野で働きたいという思いから、パナソニック オートモーティブシステムズ㈱を選びました。

—— 入社後の異動で新事業の立ち上げに関わるようになって、いかがですか?

会社からの期待が大きいだけでなく、何も形がない中で、どこをゴールとするのか、何をもって成果とするのか、すべてが手探り。そういう意味での難しさはありますが、個人的には、決められた仕事をこなすより自分でゴールを設定して進むほうが性に合っていると感じます。
現在所属している車室空間ソリューション室は、Business(ビジネス)・Technology(テクノロジー)・Creative(クリエイティブ)の3つの職能の人たちが集まったフラットな組織で、自分にはないスキルを持つ人たちがたくさんいます。ですから、すべてを自分がハンドリングしようとせず、自分に出来る範囲とチームで出来る範囲を意識しながら、組織として成果を生み出すことに注力しています。こうした考え方は、これまでのリーダー経験がベースになっています。組織が大きくなるにつれ、ソースコードの一行一行が頭に入っているようなエンジニア時代の仕事の進め方では、自ずと時間的にも効率的にも厳しくなるものです。

新しい価値の創出には”気づき“を生む多様な視点が不可欠

—— チームで仕事をするときに心がけていることはありますか?

自分の意見や常識を押し付けないことです。まず他人の意見を聞き、理解した上で、自分にはどんな提案ができるのかを考えます。自分の持っている答えを出して落としどころを探ることもあれば、人材育成の観点から、敢えて言わないこともあります。その結果、自分の答えどおりに進むこともあるし、寄り道することもあるし、より良い答えが出てくることもあります。課長職として、目標や理想像はシェアしますが、そこに向かうための手段や道のりは一人ひとりが選択できるように心がけています。
以前は海外出張も多く、多様性が当たり前の環境だったのであまり意識していませんでしたが、今の部署に来て、技術の視点にマーケティングの視点とデザインの視点が加わったことで、同じ日本人でありながら多様性を意識するようになりました。早い段階で失敗に気づき、軌道修正しながら新しい価値を生み出していくためには、さまざまな視点が必要ですから、とにかくコミュニケーションを重要視しています。コロナ禍で在宅勤務の機会が増えていますが、やはり対面でのコミュニケーションの魅力・必要性を感じる部分もありますので、対面での場面も気兼ねなく設定できるようになる日常が待ち遠しいです。

—— 多様性は手段でもあるということですね。まさにDEIをリードするような組織ですね。

そうかもしれません。自分の意見を言える、多様性が認められる環境は、働きやすさにつながるだけでなく、思いや考えを引き出して、一人ひとりの特性を見抜きながら組織を最適化していくことができます。その上で、自分が言ったことに向かって行動できる、チャレンジできる環境があることも重要です。ありがたいことに、今の職場にはこうした環境が整っています。逆に何でも出来ちゃうからこそ目標が高く、形にするのはなかなか難しいですけどね。

自分自身をアップデートしながらやりたいことに挑戦

—— 宮道さんにとって「仕事」とはなんですか?

若い頃は、大学を卒業したらみんな就職するし、生活していくためにはお金が必要だから働く、という感覚しかありませんでしたが、子どもが出来て考え方が変わりました。三児の父となった今は、仕事を通じて、子どもたちの未来をより良いものにしたいという思いが強くなりました。

—— より良い未来を現実のものにするチャンスを手にしているわけですね。成果を生み出すために、ご自身で意識して取り組んでいることはありますか?

やはりインターネットで情報を取得するのと自分の目で実物を確かめるのとは違うので、あまり関係のないジャンルの展示会にも積極的に足を運び、常に世の中の最新動向をインプットするように努めています。新事業に関する業務経験があるわけではないので、自分自身をアップデートしていく必要性を感じています。

—— 会社の未来を担う重要な責務を担う傍ら、入社当初から挑戦してみたかったことがあるそうですね。

サービス事業です。パナソニックが持っているアセットやハードを活かして、つなぐことで暮らしがより便利になるようなサービスを創りたいという野望があります。偶然にもやりたいことに挑戦できる部署に異動してきたので、今がチャンスと捉え、サービス開発にも臨んでみたいと考えています。自分の関わった仕事が形になるというのは、私にとって、これからも重要なモチベーションであることに変わりありません。

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