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地域の子どもたちがエンジニアの仕事を体験!
「Out Of KidZania inつるが」に参加

  • サステナビリティ

当社は、2025年3月8日と9日、福井県敦賀市で初めて開催された「アウトオブキッザニアinつるが」に参加しました。このイベントは、地元への人材の定着と循環を目指すとともに、敦賀市の事業者の認知度向上と広報PR力の強化、小中学生の就業への理解度向上を目的としています。

当日は、子どもたちのお仕事体験施設「キッザニア」監修のもと、敦賀市内の企業26社がブースを構え、小学1年生から中学3年生までの児童・生徒、のべ950人が参加しました。当社のブースには25名の子どもたちが訪れ、エンジニアの仕事を体験しました。

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ブランドロゴをあしらったユニフォームを着用して、気持ちを高めます。
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参加した子どもたちは、まず、車の周辺の障害物を検知する「バック&コーナーセンサー(ソナー)」の仕組みを学びました。コウモリの生態を例に挙げて、超音波で障害物を検知する仕組みを理解し、ソナーが正しく動作することで、交通事故のない安全・安心なモビリティ社会につながることを学びました。

続いて、ソナーの製造ラインを構成する組立工程、検査工程、色覚検査の3つを体験しました。

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本物の部品も使いました。

まず、組立工程では、部品をただ組み立てるだけではなく、圧電素子を駆動させたり、検知した超音波を電気信号に変換する基板など、ソナーを構成する部品の役割を理解しながら、手作業でソナーを組み立てました。細かい作業にもかかわらず、子どもたちは器用な手つきで組み立てていました。

検査工程では、ソナーが正しく動作しているかどうかを確認するために、オシロスコープ(測定器)を使って電気信号の波形を測定する仕組みや障害物との距離が測られていることを体感してもらいました。

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オシロスコープを使って、ソナーの動作を確認。
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色調が微妙に異なるキットを並べ替え。

最後に、ソナーの塗装色と車の外装色が一致しているかどうかを確認する工程検査員に必要な色覚検査を体験しました。検査ではグラデーションになるように少しずつ色調を変えて塗られたキットを並び替えます。微妙な色の違いがわかりづらいものも多く、子どもたちは制限時間いっぱいまで悩みながら並べ替えの作業をしていました。

プログラムの最後に全員で感想を共有し、会場のお店で使用できる「200ツヌカ」がお給料として手渡されました。

今回の活動を通じて、参加した子どもたちが、当社の仕事の面白さや重要性を理解して、将来、ともに働く仲間となっていただく機会につながることを心から期待しています。