副業でパワーアップ:本業に向き合う姿勢も、アグレッシブに
どんな副業をしているのですか?
ナレーターの仕事を始めました。まだまだ駆け出しですが、地上波の全国ネット番組や地方局でオンエアされるコマーシャルのナレーションや、K‐1のリングアナウンスなどを経験したところです。目標は、テレビのドキュメンタリー番組やバラエティー番組のナレーションができるようになることです。
芸能活動は、メーカーとは全くの畑違いですね。どうやって始めたのですか?
専門学校で技術を学んで、ナレーターが参加する団体に、試験を受けて登録していただきました。その団体を通じて、仕事を紹介され、ナレーターとして経験を積んでいます。
副業を始めたのは、会社員として組織で働く一方、承認欲求というか、自分を資本にした仕事したいと考えたのがきっかけです。私は学生時代に歌や演劇をやっていたので、声なら使えるのじゃないかと考えてナレーターに挑戦しました。
活動して、何か気づきはありましたか?
ナレーターだけで食べられる人は、ほんの一握りです。タレントや声優などを兼務する方や、アルバイトをしながらの方が多く、途中であきらめてしまう人も多いそうです。お金を稼ぐ大変さを実感しています。
また、この世界では、自分をどう見せるのか、どの方向で売り込むのかを考え抜き、実践しないと生き残れません。この気づきは、本業の企業広報の仕事にも大きく影響していて、仕事に取り組む姿勢や考え方が、アグレッシブに変化しました。