What we do

シートヒーター

EVやハイブリッド車の普及が進む中、エンジンを熱源としない暖房デバイスであるシートヒーターへのニーズが高まっています。

クルマの座席(シート)に組み込まれた電熱線で座席を温めるシートヒーター。空間全体を暖めるエアコンと異なり、体を直接温めるので、エンジンの暖気を待つ必要がありません。また、ドアの開閉で車内の暖気が逃げても寒くならず、エネルギー効率に優れたデバイスです。座る人の好みに合わせて座席の温かさを変えられる機種もあります。熱源となるエンジンがない電動車に不可欠な機能として、標準装着率が高まっています。

seat-heater

電気カーペットの技術や知見を活かした安全設計技術

当社は、1981年から自動車用シートヒーターの製造・販売を開始しました。40年以上に亘る豊富な経験値をもとに、さらなる快適性の向上を追求し続けています。

ヒーター線は、電気カーペットのように座面(シート)内部の基材の上に縫い込まれています。人が座席を乗り降りする際には、ヒーター線がお尻で押しつぶされるような形になります。特に、座面のサイドに強い力が加わることが多く、配線されたヒーターが断線しやすいという課題がありました。そこで、当社独自の高屈曲ヒーター線および配線パターンの形状を開発。断線を大きく抑制することに成功しました。また、ヒーター線を構成する一本一本の素線に個別絶縁層を施し、異常発熱や発火を防止しています。